●クリスタルボウルの純度とは★
●クリスタルボウルの純度とは★
そもそも純度とは何のことを言っているのかですが、たいていの方は水晶純度と勘違いされているのではないでしょうか。
クリスタルボウルでいう純度とはSiO2(珪素)という元素比率のことです。
SiO2は水晶だけにあるものではありません。
花崗岩や火成岩、その他にも多くの岩石や砂丘にも含まれているものです。
ですからSiO2の割合が高くても天然水晶はゼロということもアリなのです。
日本製水晶ボウルは天然水晶100%からできており、完成時純度が99.99%以上、クリスタルボウルの品質としてはダントツの世界トップです。
これを楽器として使用するのは、とんでもなく贅沢と言われているほど高純度&高品質です。
水晶と花崗岩は同じものではないですよね。元素が同じであっても分子構造が違うから別物です。ダイヤモンドと炭は同じ元素Cからできているけど、別物というのと同様です。
結合が違うため、できあがった結果もかなり違います。
珪砂原料の完成品は結合が弱いためかキメがとても荒いです。
水晶原料の完成品は結合がしっかりしておりキメが細やかでとても強固。
珪砂(砂岩花崗岩etc.)系・水晶系(水晶+珪砂+etc.)ボウルに比べ、 純粋な水晶ボウルの丈夫さ、壊れにくさは、この完成品の分子構造の違いにあると思われます。