●高周波と低周波

●高周波と低周波

音は人を心地よくさせ、治療に使われたり、不愉快にさせたり、低周波音+音圧が強ければ破壊に使われたりしています。

USAでは相変わらずパワフルな低音域クリスタルボウルが好まれているようですが、日本では数年前からソフトな高音域を求める方がどんどん増えてきています。
求める音域がどんどん上へ上がってきて、いまある一番高音よりもさらに高い音が欲しいという方が随分いらっしゃるようになりました。

クリスタルボウルも、パワフルな低音域は波動が荒く、ソフトな高音域は波動が繊細でやさしい音です。


以前、私が「正しく使っている人のものでなければ、中古はやめた方がいいです。」とアドバイスしたのですが、ある代理店さんがさんざん回しまくって使用した中古クリスタルボウルを購入した人がいました。購入してからそのクリスタルボウルの音のことをなんと

「地の底から、地獄の底から響いてくるような音がする」と言っておられて驚いたことがあります。直接その購入元の代理店さんに言ってあげればいいのに、なぜかうちへ電話してこられました。
それらのアルケミーボウルは7個セットだったのでほぼ6インチと7インチばかり。
そのサイズならUSAクリスタルボウルとしては高音域です。そのサイズで地の底から響いてくるような音なんて想像もできないのですけど、いくら浄化のクリスタルボウルといっても使い方を誤ればそのようにだんだん低音になったり、そのうち音が出にくくなってしまうのだとわかりました。

正しく使うというのは演奏者の余分なエネルギーをクリスタルボウルに入れ込まないということです。
いろんなものを抱え込んだままで回しているとナルトの渦のようにクリスタルボウルはみごとにエネルギーの吸い込みをしてしまいますので、だんだんと音が出なくなってしまうことがあるのです。


一般に人が聴くことができる音の周波数範囲 (可聴域) は20Hz~20kHzです。

●低周波音は、騒音公害などでよく話題に出てくる周波数帯域です。
1Hz~80Hz(100Hz)を低周波音とし、そのうち人の耳に聞こえない(可聴域外)1Hz~20Hzを超低周波音と定められています。
騒音公害には、音圧(大きい音)も影響します。

低周波音や超低周波音は人体にさまざまな影響を与えるといわれています。
主に生理的影響、心理的影響、物的影響、社会的影響の4通りに分類され症状は下記の通りです。

★生理的影響★
頭痛・頭重、肩こり、頸のこり、吐き気、耳鳴り、どうき、めまい、手足の痛み、だるさ、胸の圧迫感、鼻血、風邪のような症状、血圧上昇、聴力低下
★心理的影響★
イライラ感、不眠、食欲不振
★物的影響★
家具、建具(戸、障子、窓ガラス等)の振動、がたつき等
★社会的影響★
幹線道路沿いや騒音発生元周辺の地価下落


●高周波は治療器などによく使われており、10kHz以上といわれています。
15kHz~20kHzの高周波音は多くの高齢者には聞こえませんが、多くの若者には聞こえ、歳を取ると、聞こえる周波数はどんどん下がってきます。( http://youtu.be/VxcbppCX6Rk で音年齢テストできます。)

人の耳に聞こえない20kHz以上の高周波を超高周波音といいます。
超高周波は主に洗浄装置等に利用されることが多く、最近では医療技術、医療機器にも使用されています。


●人間の脳内エネルギーは血液などからは10%程度で、残りの90%以上の脳内エネルギーは音から得ているというデータもあります。脳の機能を向上させるのは音が最も早く、視覚よりダイレクトに奥に入って来るようです。

 特に高周波の音がエネルギーになるようで、テレビの音は中音のみの再生のため老化が進みボケやすくなるとも言われています。(天下泰平ブログさん http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51870908.html より)


●低周波(超低周波)の特に音圧(dB)を大きくすることで破壊エネルギーとなりえます。クリスタルボウルの回しはそのまま音圧の強化となり、さらに何回も回して音を大きくしていくならばそれは破壊ツールとなってしまいます。

 

天国と地獄の音をイメージしてみましょう

人によって違っていいのですが、私なら、天国の音色は軽やかで明るく澄んだ高音でやさしくクリア、そして頭頂部からはいってくる様を連想します。温度は熱くも寒くもなく、さわやか。

対して地獄の音といえば地の底から響いてくるような腹にズンッとくる波動は荒く強くうるさい音カオスなゴチャゴチャ音を連想してしまいます。真っ赤に焼けたマグマの赤黒い火砕流の、どろりとした流れはすごい迫力ですが、どちらかといえばこちらの雰囲気です。

逆のイメージを連想する人はいるでしょうか?いるかもしれませんね。 クリスタルボウルは 「純粋な水晶の純度←→不純物」と「繊細な波動←→荒い波動それぞれどちらへ向かうかで天国の方向へも地獄の方向へもどちらにも行ける不思議な増幅楽器です。誰もがただ持っているだけで天国へ向かうグッズなどありません。演奏者の波動と演奏法も重要です。

 

●素直に叩く方がヒーリング効果の高いサスティンもよく伸びます。できるだけやさしく柔らかい音ほどヒーリングに最適といえるでしょう。

クリスタルボウルがやさしい音色ならば、身体のバランスが調整され気持ちよく癒され、自己治癒の方向へ向かいます。
クリスタルボウルといえど音圧の強い低周波音であれば、騒音公害と同様に気持ち悪くなる(音酔い)の方向へ向かってしまいます。

ただ、USAのようにまだまだ低周波音が心地よい帯域に住んでいる人たちもいますし、人によってグラウンディング(基底音:その人が心地良い音の中で一番低音)に最適な音域は違います。
USAの人たちなら12インチ以上の低音サイズかもしれませんし、日本人の多くは9インチかもしれません。うちへ来られる方の多くは8インチで身体が包まれる安心感を十分感じられます。

★時代とA周波数の変遷・・・中世ヨーロッパではA=430Hzでした。1900年代前半に米国ではA=440Hzに取り決められました。国によっても時代によっても、そのときのコンサートホールのピアノによっても若干変わります。現在の日本のオーケストラはA=442Hzが多いです。最近のウィーンフィルハーモニーオーケストラはなんとA=448Hzだということです。こうしてみると時代とともにA基準音が徐々に上昇してきているのは世界的な流れのようです。

どの音域が自分に同調するのかはご自身の周波数帯域によります。人も波動を出している存在であり、それぞれ周波数が異なります。類は類を呼ぶ、というのは周波数が近い存在ということでしょう。最終的に何が本物で何が偽物なのかも含めて、自分自身が直感で認識できるようになることが最も大切なことです。