世界でもっとも質素な大統領 ホセ・ムヒカの言葉

去年の2月に大統領の任期満了で一国会議員になったウルグアイのムヒカ元大統領の本、ベストセラーになっていますね。

「私は貧乏ではない。質素なだけです」「貧乏とは、欲が強すぎて満足できない人のことです」とムヒカは言います。

「少ししか物を持っていなければ、その物を守るための時間も少しで済みます」。贅沢な生活は無駄な時間をとられ、煩わしさも伴ってくる。

物欲を満たすために長時間働くことは、”不自由”ということになる。

「自分の時間を、好きなことに使っているときが、本当に自由なときなのです。そういう時間であふれることこそ、自由なのです」

「物を持つことで人生を複雑にするより、私には、好きなことができる自由な時間のほうが大切です」。

 

「世界をおそっているのは、じつは欲深さの妖怪なのです。この欲深さを満足させるためには、もちの悪いものをつくらなくてはなりません。たくさん売らなくてはならないからです。

一個の電球は1000時間以上使うと切れてしまいます。しかし10万時間も20万時間ももつ電球もあるのです。

しかし、そういうものをつくってはいけないのです。なぜなら、電球をどんどん売らないといけないからです。働いて、ものを買い、使い捨てする、そんな文明でなくてはならないからです。このような悪循環の中にわたしたちはいるのです。」 

 

「目のまえにある危機は、地球環境の危機ではなく、わたしたちの生き方の危機です。

いままでとはちがった文化をつくるために、たたかい始める必要があるのです。」