心の琴線に触れたお話

 

日本人てすてきだなあ、と心が暖かくなったお話、2ちゃんから拾ってきました。

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 会社から帰る途中の電車に、 車椅子の男の子が1人で乗ってきた。 車内は割りと混んでいたので、 「ちゃんと降りられるかな?」とは思ったけど、 そのまま読書を続けてました。

                

電車が終着駅に着きました。 ホームと電車の間に、結構大きな段差があったので、 危ないなと思ったけど、嫌がられるかも知れないので、 手伝うことはせず、車椅子の後ろに立つだけにした。
周りでは、中年のサラリーマンとOLが数人と メール打ってる茶髪のにーちゃんが居ましたが、 全員興味なさそうに、そっぽを向いています。
ちょっと苦労していましたが、 車椅子の男の子がホームに降りようとした時、 車椅子が大きく傾きました。 すぐに手が出せるように、あらかじめ後ろに居た私は、 支えようとして車椅子に飛びつきました。
その時、
周りに居た人全員が、一斉に車椅子に飛びつきました。 男の子もびっくりしていたけど、 私は中年のおじさんと頭をぶつけるし、 OLさんはブランド物のバッグ踏まれてるし、 茶髪のにーちゃんは携帯落っことしてるし…
知らん顔してて、皆同じこと考えてたんだと思う。
男の子がホームに降りた後、 みんなちょっと照れくさそうにして、 無言で改札口に向かいました。
改札口を出た後、 なんだか急に誰かに優しくしたくなって、 両親に電話を掛けてみました。 「別に用事ないんだけど暇だったからさ。元気?・・・」 って。
 
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普通の車椅子ユーザーなら駅員にスロープ介助してもらいますが、
 車椅子の人といっても、頸椎などの損傷箇所によって上肢の力の入り方に差があるから、アスリートみたいなムキムキ車椅子ユーザーはスロープなしで、電車に乗降できるらしいです。