時間の長さは変えられる~ゆっくりするのも、速くするのも認識次第

 

子供が小さい頃のちょっとした出来事です。

スーパーのカートに下の子を座らせ、上の子は歩いてついてきていました。

レジのところでカートをちょっと先へ置いていたら、上の子が退屈して、カートに登ろうとして、カートがひっくり返りました。

そのとき、ものすごい集中力が働いたようで、周囲が真っ暗になり時間が止まり、すべてが動きを止め、私の視界の中ではカートと子供たちしか動いていませんでした。

周囲はすべてのものがまるでタイムストップのように動きを止めたのです。

そしてそのカートはゆっくりとスローモーションのような動きをしました。

ものすごいスローテンポでゆ~っくりと倒れました。

そして、中に座っていた下の子はなんと倒れたカートの側面の上で正座座りして平気な顔をしているのです!!

登ろうとした上の子はカートのふちで口を少し切って泣いています。

よく車の事故などで衝突時に投げ出されて奇跡的に助かった人などが、スローモーションビデオを見るような体験をしていますが、それとそっくりだと思いました。

おそらくそのときの時間はほんの2~3秒の出来事だったのではないかと思いますが、体感としては20~30秒位な感覚です。

ものすごい集中すると時間はゆっくり流れて、たっぷり時間を感じます。

時間って絶対的な長さではないのだとそのとき実感しました。