●クリスタルとシリカとクォーツの違い

●クリスタルとシリカとクォーツの違い

先日説明文のことで聞かれました。日本語と英語がごちゃまぜになっている時代ですので、混乱もあるようです。

水晶 Crystal

珪砂 Silica sand

珪素 Silicon

石英 Quartz


日本語でクリスタルといえば、水晶も透明ガラスも含みます。(例えば製品名のクリスタルガラス、クリスタルキャッチャーなどは透明ガラスです。)

シリカは、合成が多く化学製品なので原料はいろいろ含まれておりわかりにくいのですが語源からすると珪砂系でしょう。

日本語の石英も英語のクォーツも、最近知ったのですがどうやら水晶と珪砂両方を指しています。原材料鉱物としての石英のうち、透明結晶体のものだけを水晶と言っています。それ以外は石英とは言えても水晶とは言えません。ひとくちに石英製品と言っても高純度・高品質製品しか製造していない日本国内にはほとんど水晶原料の石英しか存在しておらず、海外の場合は水晶と珪砂原料両方の石英製品が当たり前に存在しているそうです。

つまり、六角柱の水晶結晶体を日本語で確実に特定しようと思ったら「水晶」(水晶石)しかありません。
英語で水晶石と特定したければ、"The crystal stone of a hexagonal column"とまで言えば珪砂は含まれないでしょう。ただそれでも意図的なウソ説明の場合は海外の場合どうしようもありません。

カタカタ英語のクリスタル、シリカ、クォーツは、日本語にした場合に水晶原料なのか珪砂原料なのか明確にできないことばだということは言えます。

なぜこんなにわかりにくいのかというと、もともと日本語のクリスタル、シリカ、クォーツというのは(SiO2)という元素でつながり、大元の原材料を示すための用語として使われるより、二次原材料のような立場であることが多いからです。そういう意味でいえばすべて珪素元素でOKです。

クリスタルボウルを好んだ多くのスピ系日本人は日本語で「水晶」だと聞いていたから、透明水晶石からできていると思っていました。それが地球上の半分以上に存在している砂岩、火山岩、花崗岩というごくふつうの石の粒からできているとは思っていなかったのに、というあたりでえええっーーです。透明で澄んだエネルギーの水晶石を想像していたのが熱いエネルギーの火山岩系だったということです。でも地球上に一番たくさん存在している鉱物ということは人との親和性はとても強いはずです。珪素含有ボウルはどんな人でも波動的に共振しやすいでしょう。

珪砂であれば同じ珪素成分であり、まちがっているとも言えませんので、許容できる範囲と思いますし、透明清澄の水晶エネルギーも熱い火山岩(珪砂)エネルギーもいいのではないかと思います。それぞれお役目が違うような気がします。より正確な知識を持った上で選んでいけばいいことです。ただ、水晶どころか珪砂でもないクリスタルボウルだけはご免こうむりたいですね。

* カタカナ英語の多くは物事をあいまいにしています。できるだけ正しい日本語で説明することが大切なんですね。