クリスタルボウルサイズによって出来やすい音階とできない音階があることがわかりました。
USAボウルをたくさん取り扱っているときに、経験上、音と形状の関係がかなりわかっていたので、ヤマトボウルを作るようになってから、ずっとデータを採ってサイズと音階の関係を残しています。勿論音階に影響するのはサイズだけでなく、温度変化も影響してくるので、会社が違えばデータはほぼ一から取り直しとなります。
2年すぎてかなりデータがまとまってきたので、ツラツラ眺めているといろんなおもしろいことがわかってきました。
細かいことはノウハウとして積み重ねていますが、おおまかにいえば、そのサイズ毎にできやすい音階とまずできない音階があるということがわかっています。
つまり、○サイズで○音階を指定したいということが可能なものと不可能なものがあるということです。
今まではなんか法則性があるなあ、とだけ思っていましたが、今後はご要望時により的確にそのあたりを説明できるようになりました。
確率的にどのくらい待てばできそうか、あるいは待っても無理か、といったところです。
ヤマトボウルの場合、データが揃っているので、サイズ違いですべての音階(8音階以上)を揃えることは簡単です。すべてのサイズでできやすい音階がわかっていますから。
既にある知識ではなくて、クリスタルボウルと対話し、音と対話することで体験を積み、さまざまな法則性を発見することはこのうえない喜びです。