ゴツン叩きしないで、やさしく流し叩きしてください
たくさんの方がクリスタルボウルを叩くときに、やさしく流し叩きをしないで、ゴツンとぶつけるやり方をされています。
養成コースを出た方でも、慣れてきたり、ポンポンとリズミカルに叩くときにぶつけ叩きになってしまっています。
なぜぶつけ叩きがよくないのか、クリスタルボウルとコミュニケーションをとっていればわかってきます。
まず、叩いたり、回したりする音自体はクリスタルボウルヒーリングにおいては邪魔な音です。マレットが触っている時間は最低限にすることが大切で、接している音というのは聞く側にとっては耳障りな音なのです。
モロにぶつかる音を聞いて、どう感じますか?これは衝撃音です。やすらぎ音は、流れるようなやさしい音色にあります。
また、力を入れない、自分のエネルギーを入れない、ことによってピュアな音へ近づいていきます。
やすらぎを求めてこられる方は、自我の強い演奏者のカラーを必要としていません。ヒーリングには無色透明の演奏者ほど心地良いものです。
力を入れることよりも力を抜くことの方がはるかに難しいようです。
「力を抜いて流し叩き」、これがピュアなクリスタルボウル演奏の基本です。
小さなボウルの底が動くのはまだまだ力が入っているということです。4”~4.5”のクリスタルボウルを動かすことなくちゃんと音を出せるようになったら、力加減をコントロールできる演奏者になっている、ということです。