着物のすごさ

着物大好きで、いろいろ着物の歴史などに思いをはせるのも好きです。

最近お腹を冷やさないようにするためにときどきおへその上の服にホッカイロを貼ったりすることがあったのですが、帯に気がつきました。

日本の着物は美しいだけでなく、その機能の無駄のなさに驚かされてきました。でも帯は美しい他に機能の方がいまいちよくわかりませんでした。

でも、帯をしていると生地でおへそをしっかり被いますから、冷え防止効果があります。ホッカイロする必要ないわ、と思って、今ストンとしたワンピースの上から麻の角帯でウエスト周りを締めています。

また、ボイストレーニングをたまにやっているのですが、帯があると身体が固定されて横隔膜が安定します。身体が安定すると音程がブレなくなります。

おそらく腰痛もちの方なら、腰もラクになると思います。

 

着物を着ることよりも着物の手入れの方が好きで、たいていの方が面倒くさがるようなことが私にとっては趣味というか癒しになっています。

着物の水洗い、アイロンがけ、お直しなど。

シミ抜きはいまやセミプロなみです。どんな絹素材でもシミ抜きなら9割方できます。最初は失敗もありチャレンジ一直線でしたが、いまはできあがりも予想がつきます。

着物は次にいつ着るかわからないので、一回着るごとに、水で手洗いします。5分~10分程度の押し洗いで手際よく短時間ですませるのも裏地の色移りを防ぐコツです。手でゴシゴシもんだり、お湯を使ったり、長時間のつけ置きはアウトです。

すべて自分で水洗いしているので、さっぱり気持ちよい状態で桐ダンスの中に納まっています。

生地は洗うとその性質がよくわかります。

紬や絞りやちりめんなどの洗いはとてもラクです。シミ抜きの失敗もありません。

正絹の光沢生地が今までは難関でしたが、シミ抜き後すぐに水で丸洗いすると輪ジミができずにきれいになることがわかったので今は訪問着でも気軽にやっています。

あと、専門店に出すと有機溶剤を吹き付けるクリーニング方法なので、非油性のシミがとりにくく、ニオイがすごくて頭がクラクラしてしまいます。非油性のシミはすぐの水洗いの方がはるかにきれいに落ちます。

酸素系カラーブリーチはとても役立ちます。これでブラシでとんとんやるとほとんどのシミはきれいにとれます。以前シミ抜きで一万円以上かけてもきちんととれなかった部分にこれで自分でやってみたらあっさりきれいにとれて、シミ抜きに出す必要なかったかも~と思いました。おそらくプロは生地をダメにするわけにいかないので、思い切りできないのではないかなと思いました。

塩素系漂白剤は生地を大幅に傷めて穴を開ける可能性が高く身体にも悪いので着物にはぜーったいに使わない方がいいと思います。