2016年11月14日
水晶の特徴は、ヒビキの長さと、ヒビキの強さ(共振性の高さ)です。この2つのどちらかが顕著に不足するものはまず、異なる素材か、不純物の多いものです。ガラスは、似て否なる製品です。
水晶=石英です。
ガラスは、一部に珪砂が含まれていても、水晶でも石英でもありません。
ヒビキの良くないクリスタルぼうるを持つ人は、必要以上にたくさんの個数のクリスタルボウルを購入しがちです。
そして響かせようとしてやたら回しまくってしまいますが、回すことではヒビキは良くなりません。
音圧が高まりボリューム(音量)が大きくなるだけです。そのヒビキで素材や純度が顕わになります。
【水晶グループ】 水晶加工業界の製品(2000℃~)、水晶、石英という表現はこちらに特定できます。
●大和ぼうるは、ヒビキの長さと共振性の高さ、そのどちらをも最高に備えています。少ない個数で十分なヒーリング効果をもたらします。
●クラシックボウルは、音伸びが短いですが、ピュアな音質と共振性がそれなりに良いです。
●海外のクリスタルボウル(UL、CL、OPクリア)は、音伸びはそこそこですが、共振性が低いため、より多くのボウルを必要とします。
演奏会をされない方は、大和ぼうるなら1個で十分なヒーリング効果が得られます。
【ガラスグループ】 ガラス加工業界の製品。(400℃~)
色付きの海外クリスタルボウルの多くが、水晶製と錯誤させてガラス素材を使っていれば、それは偽物でしょう。「ガラス製クリスタルボウル」という独立ジャンルとして販売すれば問題ないのですが、それでは高く売れず今の1/10位まで値下げしてやっと妥当な価格になることがわかっているからでしょう。ガラスさんもかわいそうです。
ガラスのクリスタルボウルだと正しい説明で販売していれば、それは「本物」のガラスボウルであって、ニセ物ではありません。
つまり、意図的に詐称していることがニセ物を生み出すのです。正直に説明してウソをつかなければ偽物は存在しません。
●セラミックス(焼成焼結ガラス:1000℃~1600℃、主に食器用)ボウルは、音伸びはそこそこですが、共振性がとても低いです。ボウル同士の親和性が感じられません。水晶と違って、自由に色付け/柄付けできるため、見た目に美しく、ヒーリングというより、自己主張や自己表現したい人に好まれます。
2011年以降販売されている色のついた海外クリスタルボウルはこの素材のものが多く出回っています。上から塗料を塗ればとてもわかりにくく誤魔化し易いようです。
見た目、音質共に珪砂系アルケミーボウルとほとんど変わりません。
●クリスタルガラス(鉛ガラス:400℃~600℃、造作しやすいため主に食器や工芸品など)ボウルは、ヒビキが短く、共振性も低いです。見た目は、まさしくガラス工芸品の花瓶でした。
他にクリスタルボウルには出現していませんが、パイレックス(ホウケイ酸ガラス:600℃~700℃、主に食器など用)や、ソーダライムガラス(青板ガラス:400℃位、主に窓ガラスなどの建築材料)というガラスの種類があります。
★水晶グループとガラスグループの大きな違いは、業界の違い、素材の違い、製造温度/製造方法の違い、音質の違いもさることながら、炉が異なり、製造単価がケタ違いです。
最近アルケミーボウルで珍しく水晶素材のものがありました。色なし白っぽいボウルで月の表面のような小さな凹凸の多いボウルです。調べたらそれは産業廃棄物として処理されるべき使用済み水晶素材でした。工場で使われる素材で、人間が一瞬でも吸い込んだら死亡してしまうほどの猛毒ガスを高温状態で出し入れするものです。そのためその廃棄物には、相当量の有害物質が含まれます。工業製品として終了した使用済みですから壊れやすく、危険物でもあります。産業廃棄物ですから材料費タダで手に入れられますし、外見がとても味わいのある陶器的雰囲気ではありますが、そのような危険なものを高い価格で販売している海外の会社に驚きを禁じえません。海外ではナンデモアリですね。音ではなく見た目だけで購入しているとトンデモナイ危険物をまともな高い値段で買うことになりかねません。危険な廃棄物を何も知らない一般の人にほぼそのまま販売していいものではないと思います。底だけ別途接着しているようですが、それ以外が有害物質入り込んだままなのです。本当に日本人をナメきっていると思いました。