2018年07月14日
災害時に困るのは飲料水だけではありません。
飲料水は、すぐに自治体が給水車を出してくれますが、中水までは出してくれていません。自宅保存水も量的にそんなに多くは貯めておけません。
中水とは、飲料水ではないお水。シャワーやトイレの流し水などに使う水です。
これが豊富にあるのとないのとでは、精神的に随分違ってきます。
中水は以前は井戸水を考慮していましたが、昨今の井戸水は電気くみあげ式が多いことと、維持管理が大変。掘るのも1mあたり1万円で、100m掘らないと飲み水はムリなようですし。
そこで、雨水コレクターとしては、雨水活用となるわけです。
うちは7-8年前に浄化装置付きの巨大タンクを庭に設置しました。確か1000L~1500Lではなかったかと思います。
しかし、FRPの内部を一度も清掃していなかったので、清掃しようかと業者さんにチェックしてもらいました。
浄化装置のほかにサンゴや炭も中に入れていました。
最近の大雨で満タンのタンクをチェックした業者さんが、「底まできれいに見えますから清掃は必要ないですよ。」とのことで、私もハシゴに登って見て見たら、ホントにきれいに澄んでいました。
すごいです。電気を一切使わないタンクで10年近くもメンテなしできれいな中水を使えるなんて。今はトイレ流し水と庭の水遣り専用ですが、イザとなったら、トイレ水の他にシャワーなどで活躍してくれるでしょう。
以前風呂工事で1週間お風呂が使えなかったとき、家族は銭湯へ毎日通っていましたが、工事中で家を空けられない私は、ベランダのビニルシート内側に着替えテントを置きコロコロタンクにシャワーホースをつけて自宅シャワーを使っていました。
お鍋一杯のお湯を入れるとちょうど良い温度でした。まるで一人災害体験でした~。
アメリカ軍が水たまりの泥水を飲用するために使っていると聞いてイザ用に昔購入。イザ時には、できるだけ新しい雨水をこれでろ過したら飲料水にできると思います。。